防災を巡るコンサルティングビジネスメモ

bousai2022/12/20(火) - 23:12 に投稿

建設コンサルタントは,公共工事の前払金保証事業に関する法律で,「土木建築に関する工事の請負を業とする者又は土木建築に関する工事の設計若しくは監理若しくは土木建築に関する調査、企画、立案若しくは助言を行うことの請負若しくは受託を業とする者」と定義されている.防災のハード対策策定を支援したり,被災状況の現状把握や復興の支援が業務.

IT系コンサルタントは,DR(Disaster Recovery),情報セキュリティのコンサルトや,災害時情報共有システムの導入を提案する.DRというのは,天災または人災からの早期復旧および修復,あるいはそのためのシステムである.こまめにバックアップを取ってクラウドに保存するのも立派なDR.

BCP(事業継続計画,Business Continuity Plan)コンサルタントは,企業のBCP作成を支援するコンサルタントである.帝国データバンクの「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査」によると,BCPを策定している企業は,大企業で32.0%,中小企業で17.6%である.またBCPを策定していない企業は,策定に必要なスキルやノウハウがないこと,策定する人材を確保できないことを挙げている.BCPを策定していない企業は中小企業に多いが,実際にBCPを策定した中小企業は,業務の改善や効率化につながった,取引先からの信頼が高まったというメリットを挙げている.不動産,IT,保険,警備といったさまざまな業種の企業が,自らの事業の特性を活用したBCPコンサルティングサービスを実施している.

 

 

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